【福島へ:その3】水を使わない除染(DECON GELについて)

今回、こひつじ幼稚園の除染に使われたのは「DECON GEL」というアメリカの製品です。高分子ポリマーを含む水溶性のジェルで、水酸化ナトリウム、エタノールなどでできているそうです。

放射能汚染は、土壌よりコンクリートのほうが3倍くらい汚染が高いとのこと。コンクリートのような多孔質のものは除染が難しいのですが、このジェルを塗布すれば内部までしみこんで除染できるとのこと。こひつじ幼稚園の先生方での計測によると、10マイクロシーベルトだった場所が0.3~0.4マイクロシーベルトまでに下がったそうです。

通常の汚染は水で流す方法ですが、これですと、洗浄時に回りに水が飛び散る、それが土壌や下水に流れることで二次、三次汚染がされます。このジェルは放射性物質を中に取り込んでしまうため、飛散が防げるし固まったジェルは手で触っても害はないとのこと。焼却すると煤煙に放射線が出ますが、福島市の焼却炉はフィルタをかけられるので普通に燃やしても問題ないとのこと。焼却灰は管理する必要がありますが。

青いゲル状のものを塗布して、天気がよければ1晩で乾燥でき、そのまま手ではがせます。また、シートに放射線が取り込まれることにより、可視化できることもメリットとのこと。

福島の方々は多くはガイガーカウンターを携行していらっしゃり、ホットスポットを見つけることじたいは容易ですが、見つけたところで除染ができないのが現状だったそうです。このように簡単に除染ができるものが普及することで子供たちにとって安全な環境が取り戻されていくことを願わずにはいられません。

なお、このジェルの効果検証については、別途調査・確認中でございます。ご了承くださいませ。

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posted 10ヶ月前